北里大学医学部教育研究単位新世紀医療開発センター・健康科学

新世紀医療開発センター

・健康科学

健康科学センターは、病気の早期発見を介して受診者の健康維持に貢献します。

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健康科学センターとは

北里大学東病院の健康科学センターは、人間ドックなどの健診事業を行う部門です。北里大学相模原病院群での人間ドック事業は、平成10年から北里大学病院新棟(現1号館)の健康管理センターで開始されました。施設の制約から定員が13名までの小規模な健診を継続してきましたが、平成27年1月に北里大学東病院に移設されました。その後、施設内の改装工事を経て、平成27年5月に北里大学東病院の新規部門の1つとして、『健康科学センター』と名称変更しリニューアルオープンしました。センター内には、専用の診察室や超音波検査室、上部・下部消化管内視鏡検査室、上部消化管造影検査室、乳房X線検査室などを備え、1日最大40名の人間ドック受診者に対応することができます。健康科学センターは、(1)良質な健診サービスの提供、(2)病気の予防と早期発見、(3)健康の維持・増進への貢献を理念とし、大学病院の付属施設としての特性を活かした健診事業を展開しております。健康科学センターは、日本総合健診医学会の優良施設認定および人間ドック健診専門医研修施設の認定も得ております。健康科学センターでの健診業務には、医師、看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、事務職、栄養士(非常勤)など多職種が従事しています。

健診項目と健診実績

健診コースは、基本・標準・特別の3コースがあり、各種オプション検査も用意しています。センター開設後、全大腸内視鏡検査、漢方ドック、PET-CT検診を新たに追加しました。またストレスチェックも、精神・神経科の協力を得て実施できるようになっています(詳細はホームページをご覧ください)。当センターでの健診は、人間ドックが主体ですが、企業健診や教職員等の雇用時健診も小規模ながら行っています。
 健康科学センターの受診者数は、当初の目標には及ばないものの、平成27年度は2,666名、平成28年度は3,372名に増加しています。センター開設後約2年間で、悪性腫瘍は54名(0.9%)に診断されており、その内訳は胃癌が13例で最も多く、以下は大腸癌12例、前立腺癌と乳癌が各7例、肺癌6例などです。とくに胃癌と大腸癌の多くは、早期癌で診断されています。

  • ・健康科学:画像1

    健康科学センターでの腹部超音波検査

  • ・健康科学:画像2

    健康科学センターの診察室での受診者への結果説明

北里大学医学部 新世紀医療開発センター ・健康科学

連絡先: 〒252-0374 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
Koba-eus@kitasato-u.ac.jp
小林 清典

准教授:小林 清典

Kobayashi Kiyonori

担当科目:

健康管理学、消化器内科学

専門分野:

胃・大腸がんの検診、
炎症性腸疾患の診断・治療、
大腸早期癌の診断と内視鏡治療、
小腸疾患の診断・治療

〈資格〉人間ドック健診指導医、日本内科学会認定医、日本消化器病学会指導医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本大腸肛門病学会指導医

健康科学センターを支えてくれている医師および診療科

健康科学センターの常勤医は、平成29年度は消化器内科、循環器内科および膠原病・感染内科から派遣されています。また上部消化管内視鏡検診および子宮がん検診には、北里大学病院の消化器内科と婦人科から、医師を派遣していただいています。さらに呼吸器内科には胸部X線検査、眼科には眼底検査、乳腺外科には乳房X線・超音波検査、放射線診断科には胸部CT検査および頭部MRI検査の読影および判定をお願いしています。また北里大学病院・東病院の多くの診療科に、人間ドックで精密検査や治療が必要と判定された受診者の診療をお願いしております。このように、大学病院の多くの診療科のご支援をいただいていることが、健康科学センターに対する受診者の信頼につながっています。

主な研究業績

1. Kobayashi K, Kawagishi K, Ooka S, Yokoyama K, Sada M, Koizumi W: Clinical usefulness of endoscopic ultrasonography for the evaluation of ulcerative colitis-associated tumors. World Journal of Gastroenterology 2015;21:2693-2699.
2. Mukae M, Kobayashi K, Sada M, Yokoyama K, Koizumi W, Saegusa M: Diagnostic performance of EUS for evaluating the invasion depth of early colorectal cancers. Gastrointest Endosc 2015;81:682-690.
3. Kobayashi K, Hirai F, Naganuma M, Watanabe K, Ando T, Hiroshi H, Matsuoka K, Watanabe M: A randomised clinical trial of mesalazine suppository: the usefulness and problems of central review of evaluations of colonic mucosal findings. J Crohns & Colitis 2014;8:1444-1453.
4. Kobayashi K, Mukae M, Ogawa T, Yokoyama K, Sada M, Koizumi W: Clinical usefulness of single-balloon endoscopy in patients with previously incomplete colonoscopy. World J Gastrointest Endosc 2013;5:117-121
5. Kobayashi K, Kato A, Mukae M, Haruki S, Ogawa T, Yokoyama K, Sada M, Koizumi W : Adequacy of Serum Concentrations of Vitamin and Trace Element Preparations in Treating Patients with Inflammatory Bowel Disease Receiving Long-Term Home Parenteral Nutrition. Kitasato Med J 2012;42:148-155.
6. Yoshizawa S, Kobayashi K, Katsumata T, Saigenji K, Okayasu I: Clinical usefulness of EUS for active ulcerative colitis. Gastrointest Endosc 2007;65:253-260.
7. Kobayashi K, Katsumata T, Yoshizawa S, Sada M, Igarashi M, Saigenji K, Ohtani Y: Indication of endoscopic polypectomy for rectal carcinoid tumors and clinical usefulness of endoscopic ultrasonography. Dis Colon Rectum 2005;48:285-291.
8. Kobayashi K, Kida M, Katsumata T, Yoshizawa S, Yokoyama K, Sada M, Igarashi M, Saigenji K: Clinical role of endoscopic ultrasonography for the diagnosis of early colorectal cancer and selecting the treatment procedure. Dig Endosc 2003;15: 298-305.

更新日:2017年04月12日