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教育研究プログラムプロジェクト
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    学術フロンティア推進事業(文部科学省)-医療系研究科-2008:11:20:15:29:48
08.11.20

●研究組織名  北里大学大学院医療系研究科

●研究開発プロジェクト名
   「難治がんの増殖の分子基盤に基づくテーラーメイド多剤分子標的療法の開発
●研究期間  2005年度~2009年度
●研究組織代表者  堀江 良一(医学部准教授)
●研究組織
   堀江 良一 : 難治がんの分子基盤の解析と多罪分子標的療法の確立悪性リンパ腫
   渡邊 雅彦 :乳癌、大腸癌
   益田 典幸 :肺癌
   馬場 志郎 :前立腺癌
   早川 和重 :各種癌に対する分子標的薬と低容量放射線の併用効果
   岡安  勲 :各種癌における各シグナル伝達路の迅速検出法の開発
   渡辺 俊樹(東京大学大学院) :分子標的薬によるアポトーシスのマイクロアレイおよびプロテオミクス解析

●研究の概要  
  DNA複製を標的とした従来の抗癌剤は高増殖性の腫瘍に有効である反面、特異性の低さから多くの悪性腫瘍には根治的治療法とはならず、広く正常細胞にも影響し多大な副作用を伴う難点があった。分子標的療法は従来の抗癌剤の限界を打破するものと期待され、慢性骨髄性白血病に対するメシル酸イマチニブはその可能性を示唆するものである。現在我々が臨床応用を目指しているNF-kB阻害剤DHMEQの他に米国で開発されたRas阻害薬、プロテアソーム阻害薬などが日本でも臨床応用が始まるところである。しかし固形がんをはじめとする大部分の難治がんはその増殖基盤を複数のシグナルに依存していることを考えると、分子標的薬単独ではなく各々のがんに応じて複数組み合わせて使用することが大切である。臨床応用に際してはがんの種類に応じて複数のシグナル系の活性化を検出し、分子標的薬の最適な組み合わせを行うための基礎的検討が必要である。すなわち本研究は多剤分子標的療法という新しい概念の提案を通して、がんの側からのテーラーメイド療法を行うために計画されたものである。がん治療は血液、呼吸器、泌尿器、外科、放射線科など複数の科がかかわるため共同でプロジェクトを組む必要がある。また本研究遂行に必要なマイクロアレイ、プロテオミクスについて東京大学と連係しより効率的な研究を行う。

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