学部長の元気対談

鈴木倫子(Indiana大学腎臓内科移植フェロー)

略歴:

1969年千葉県生まれ。1988年湘南白百合学園高等学校卒業。1995年新潟大学医学部医学科卒業。2005年東北大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。1995-98年聖路加国際病院内科系研修医。1998年東京女子医大腎臓病総合医療センター第四内科(医療錬士)。2005-09年Cincinnati Children's Hospital Medical Center, Division of Nephrology and Hypertension, Post doctoral research fellow. 2009年- Indiana University, Division of Nephrology, Renal Transplant Fellow.
日本の医師免許(1995年)、米国インディアナ州医師免許(2009年)
日本内科学会認定医(1998年)、日本内科学会認定専門医(2000年)
ECFMG certificate, USMLE step1, 2, 3(2008年)
所属学会:日本内科学会、日本腎臓学会、日本透析学会、米国腎臓学会
趣味:音楽鑑賞、旅行、料理。

場所・日時:
九つ井(大和店)、2011.2.1(会食・対談は、東日本大震災(2011.3.11)の前に行われた)

対談要旨:空飛ぶ腎臓

和泉:新潟大学では、私が内科の助教授時代に臨床実習に回って来たようですね。その後、私は北里大学医学部の循環器内科学教室を主宰することになるのですが、鈴木先生の叔父さんにあたる宮原英夫教授(医療衛生学部)と同じ教室で仕事することになりました。奇遇です。鈴木先生は、卒業後、聖路加国際病院、東北大学大学院を経て、アメリカで医師として活躍されている。現在の仕事の内容教えて下さい。
鈴木:私が所属するIndiana大学移植フェローの重要な任務の1つは、いつでもどこでも、連絡が入ったらすぐに移植臓器を受け取りに行くことです。市内など近くなら車をとばして行きますが(夜呼ばれたら、家から自分の車で)、少し遠いと飛行機を使います。インディアナポリスの国際空港の隣に、専用の小さな飛行場があって、大急ぎで飛行機に乗り込みます。同じ州内のことの方が多いのですが、テキサスやフロリダの方まで飛ぶこともあります(写真)。年間100例以上の死体腎移植を行いますので、毎週少なくとも1-2例、多いときで5例くらい受け取りに行きます。病院に急いで戻っても、移植スタッフが待ちかまえているので食事を摂る暇がありません(写真左下)。
和泉:アメリカの大学病院・医師達の移植医療に対する"熱意"と"行動力"を伺い知る話ですね。医学部における研究と診療、広い構内を走り回っているのですか。
鈴木:州都Indianapolisは、アメリカ中西部の中においては、Chicagoの次に大きな都市です。Indiana大学医学部・大学病院構内はとてつもなく広く、移動用モノレール(無人運転)がないと日常の教育・研究・診療活動が成り立ちません(写真右下)。モノレールの停車駅は3ヶ所、University Hospital, Pathology building, Methodist Hospitalです。利用者が多い時間帯は5-10分間隔、その他の時間帯は15-20分間隔、深夜・早朝などの時間外は駅にある電話で呼び出すことになっています。レジデントやフェローは、University hospital, VA hospital, Wishard hospital, Methodist hospitalの4つの病院を行き来し、Pathology buildingの教育的カンファレンスにも行かなければならないので、モノレールは頻繁に利用します。
和泉:鈴木先生の話を伺っていると、"元気の塊"ですね。北里の学生にも"元気"を分けて下さい(笑)。
  
北里の学生に元気の出る一言:USMLE合格までに、受験の申請書類をそろえるのが大変、試験勉強が大変、試験も時間との闘いで大変。つぎに、合格しても病院でポジションを無事獲得するまで、またまた大変、と大変なことばかりです。それでもアメリカでの臨床医としての経験は、本当におもしろく、毎日が新しい体験の連続ですので、こうした苦労をするだけの"甲斐"はあると思います。少しでも海外での臨床に興味のある方は、思い切ってチャレンジしてみて下さい。

Indiana大学腎移植チーム

Clarian-People-Mover(構内モノレール)

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